私は日比谷花壇「クリスマス・お正月」フラワーギフトサロンに参加をしました。デモンストレーションがあり【日比谷花壇】【お正月】アレンジメント「蘭の舞」を作るところを日比谷花壇 フラワーデザイナーの福井崇史さんに見せて頂きました。
![デモンストレーション 日比谷花壇_8](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/27515e96d2df869fb163d5a0d3aa1513.jpg)
単純にお花のデザインを考えて作っているのではなく、配送をするのでサイズ感を考えたり、花器はきちんとテストされていたり、お正月でお世話をすることが出来なくても長持ちをするお花を選んだりと色々とこだわりがあるのだなと思いました。
フラワーデザイナーがアレンジメントを作る時に考えていること
![デモンストレーション 日比谷花壇](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/afba7d7f2307e11af0554b8856572487.jpg)
日比谷花壇 フラワーデザイナーの福井崇史さんにデモンストレーションをしながらこだわりや考えていることを色々と聞くことが出来ました。
![デモンストレーション 日比谷花壇_2](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/40be19e076b094014883a48eb85baa86.jpg)
アレンジメント「蘭の舞」は1万円のアレンジメントです。玄関のドアを開けてアレンジメントを見たら「今日はお正月だ!」という体験が出来るように作成されています。1万円のアレンジメントなので華やかなイメージです。アレンジメントを見てみると背面はあまりお花は入っていません。壁際に飾る人が多いので背面にはお花を少なくして表にお花を多くしているそうです。
アレンジメントをつくる前のサイズ確認やテスト
![デモンストレーション 日比谷花壇_3](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/0e92b2e82ab950b324fa602872af475d.jpg)
アレンジメントのイメージがあり、配送をするので箱に入るかどうかを考えているそうです。メジャーを持っていて箱に入るサイズなのか確認をしているそうです。日比谷花壇にはサイズ規定があり、「上は5cm以上あける」、「サイズは5%以内の前後を目標のサイズ」などがあるそうです。
![デモンストレーション 日比谷花壇_6](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/8cc5e1c8a902122c9461058495687f91.jpg)
花器もしっかりとしているものを選んでいるそうです。同じような形を使うときはカラーや模様を変えているそうです。アレンジメント「蘭の舞」は楕円形の花器を使います。
![デモンストレーション 日比谷花壇_4](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/908dce25e5bee912023eaaa35437484f.jpg)
陶製花器を使っているのですが、作り方やコストの問題など色々あるそうで、陶製花器を作っているところに漏れないことをしっかりと確認をして選んでいます。私は聞いていてちゃんとしているなと思ったのは届いたサンプルに水を入れて、コピー用紙を敷き、漏れていないか、色写りはしないかなど確認をするそうです。
配送をする時にオアシス(吸水性のスポンジ)を固定するためにセロハンテープを使います。陶製花器に貼って塗装がはがれないこともちゃんと確認をしています。陶製花器は作るときに下をカットして作られています。
![デモンストレーション 日比谷花壇_5](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/bef59250554d625fb7cda385b642e81b.jpg)
食器に使われるものは研磨をしますが、お花の花器はあまりされていません。置いた場所が傷がつかないようにマットを付けているそうです。
違う陶製花器にもしっかりとマットが付いています。
ちゃんとしていてすごくいいなと思いました。これならギフトで贈る時も安心して贈ることが出来ますね。
![デモンストレーション 日比谷花壇_7](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/0e96c17273bf8a501ef6b745a36aae0a.jpg)
デモンストレーション アレンジメント「蘭の舞」
![デモンストレーション 日比谷花壇_9](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/9c3e53364d762b4e134bab2f3248d5d4.jpg)
![デモンストレーション 日比谷花壇_11](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/4b49a663cd2baaede429beec9b6d3c3f.jpg)
オアシス(吸水性のスポンジ)は陶製花器によってカットされています。使う時は水につけてから使います。陶製花器に入れて水をかけると、上に幕が出来るので下までちゃんと浸透しません。下から水を入れて空気を抜く必要があります。家でやるときはバケツなどに入れて時間をかけるといいそうです。
お花を刺していきます。最初は大きいものから刺していきます。刺すところは葉を取ります。葉があると腐りやすくなるからです。少しけずり、斜めに切るとと水を吸いやすくなるそうです。アレンジメント作るときはおおむね花が何本と決まっていますが、生ものなのでその時の状況によって変えているそうです。後ろの大きなグリーンを刺していきます。
使われているのはこちらです。
・若松(お正月によく使われるまっすぐな松)
・ドラセナ(観葉植物 うちがピンク色になっている)
・レモンリーフ
![デモンストレーション 日比谷花壇_10](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/e0e8f3bc32247831d430e09bdde5b467.jpg)
ここでメジャーでサイズを計り、箱に入るか確認をしました。
次にお花を刺します。順番は大きいお花からです。欄とマムが中心になっています。
・シンビジウム
・モカラ
・オンシジウム
![デモンストレーション 日比谷花壇_12](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/0c8e3ca797bd06c6be17a7bf650681e2.jpg)
![デモンストレーション 日比谷花壇_13](https://hosinabi.info/wp-content/uploads/2015/11/88488763a01f6dc02e3f16dfdec56491.jpg)
3つの欄が使われています。お正月なのでメリハリがあったほうがいいので、小さいお花をたくさんよりは派手目の大きめのお花の方がダイナミックに見えるそうです。
水引を付けたり、お正月の色合いはゴールド、赤、白はお正月を感じる人が多いので色合いも考えています。お正月はあまりお世話をする時間もない人もいるので日持ちするお花を選んでいます。
刺す順番は長いもの、大きいもの、刺しにくいものから刺していきます。技量があるひとは好きなように刺していくそうです。例えば後ろから作っていく人もいるそうです。1万円位のアレンジメントは技量のある人が作っています。ポイントなどを伝えてその方が好きな順番で作成しているそうです。
感想
配送をすることを考えてきちんと作られているのがすごく好感を持てました。陶製花器は色々とテストされて選んでいることに驚きました。日比谷花壇のイベントには何度か参加をしたことがありましたが、マットが付いていることはこのデモンストレーションで知りました。自分の家にお花を飾りたい時、プレゼントで贈る時にも安心して注文できるなと思いました。
デモンストレーションでつくられたお花はこちらから購入することが出来ます。
くわしくはこちらから→【日比谷花壇】【お正月】アレンジメント「蘭の舞」
イベント:【サロン】日比谷花壇「クリスマス・お正月」フラワーギフトサロン
日程:2015年11月5日(金)
写真・文:カール